後世へ受け継がれるねぶた

8月2日から7日、青森が賑わう。
これは青森ねぶた祭りが毎年開催される期間だ。

青森ねぶた祭りの始まりは、七夕様の灯篭流しの形が変わったものと言われている。
七夕祭りでは穢れなどを水に流す習わしがあるが、ねぶた祭りでも7日目の夜に同じようにねぶた人形を川や海に流す習わしがあるからだ。

現在の青森ねぶた祭りでは、装飾付きの2メートルの車つきの台の上にねぶたを飾り、全長5メートル程にもなるという。
総重量は4トン程。
このねぶたが祭りの日、運行コース全体に待機し、一斉に全てのねぶたが動き出す。

そのため、観光客は待ち時間もなくねぶたを見ることができる。
祭りは、時代とともにねぶたが巨大化をしたり、本来の意味から観光客が主役へと変わっていった。

伝統的な祭りであればあるほど、観光化して趣旨とずれ、本性を問われることがある。
しかしどちらが正しいと言えるだろうか。
観光化したから祭りが活気づき、後世へと続いている。

そのことを考えると、伝統が現代に合わせて変化していることも悪いことではないと言えるのではないだろうか。
祭りは大切な観光資源であり、観光客を迎えることで地域市場が活性化する。
しかし、これに安住し過ぎるとマンネリを敬遠してくる人が出てくるので、気を抜いてはいけない。

伝統に固執し過ぎて失敗するケースもあるように、時代にあったものを提供することが大切。

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