日本人と菊

秋の花、菊。
様々な色、大きさ、花びらの形が見られます。
それは、長年にわたり品種改良が続けられているからです。

その歴史は、江戸時代まで遡ります。
江戸時代中期。
太平を謳歌している時代です。

京や大阪で始まった菊づくりは、全国に広がりました。
菊の品種改良を専門とする植木屋があらわれ、花の名前や色、形、大きさなどの特徴と価格が書かれた、いわゆる「カタログ」も作られました。

このカタログは毎年出版されていましたが、重複する品種がないほど、次々に新しい菊が作出されていたのです。
菊は、現在の相場に換算すると、一本数万円から、高いものでは100万円という記録も残っています。
驚くことに、菊の通信販売もされていたようです。

菊を育てていない江戸町民は、花の咲くころ「菊見物」に出掛けていました。
露店も並び、とても賑わったようです。
かわら版屋は、菊見物のための地図入りパンフレットや小冊子を出版。

それほど菊は日本人を惹きつけていたのです。
今では、菊と言えば葬儀用の花の代名詞ともなっていますが、花言葉は「高潔」「高尚」「女性的な愛情」「清浄」などとなっていますので、鑑賞用としてもきれいなんですけどね。

でも、祭壇の横に置かれているイメージもあり、一輪の菊を学校の机に置いて「葬式ごっこ」を先導した教師もいるぐらいですから、余計に印象が良くない花で、ちょっと可哀そうな気もしますね。

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