教科書も実践も重要
教科書で勉強するのが重要ですが、自分でやってみるのも重要です。
解説を見てわかったと思っても、実際にやってみると、やり方がなかなかわからないのでしょう。
以前日本語を勉強する時、単語の意味や文法、助詞、助動詞の使い方など、わかりやすく解説しているので、理解できたと思いました。
ある日、日本人の友達に手紙を送ろうと思って、はじめての日本語手紙を書き始めました。
その時、文法はどうなっているのか、接続詞をどうすればいいのかを、かなり悩んでいました。
教科書を調べたり、辞書を引いたりして、ようやく300字ぐらいの文章が完成しました。
半日ぐらいかかりました。
実は私たちはよく体験していると思います。
例えば数学の問題、教科書の解け方を見て、「その通りだ」と思っても、他人に説明する時、どう説明すればいいのか、わからなくなるのでしょう。
実践も重要です。
座学で知識を蓄えてから、実際に行動させるのは、教育の方法論としては世界でも似たような慣習なのかもしれません。
しかし、弊害はあります。
頭でっかちの理論派が出てくることですね。
実体験も無いのに、さも実際にやってきたかのような口ぶりで、持論を展開したりするタイプの人のことです。
そういうタイプは、現場での失敗の経験が無いために、対処方法に具体性が欠けていることが多いので、すぐに使い物にならないとわかります。